アポなしで他人の家に入ると刑事事件になり弁護士が必要になる?

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居住者の意思

住居侵入罪を単純に考えると、居住者の承諾がありさえすれば、居住者の意思に反したとはいえないので、「侵入」に当たらないことになります。しかし、かかる承諾が違法目的を秘した場合になされたものであった場合どうでしょうか。

この点について、重大な錯誤説と法益関係的錯誤説の対立があります。例えば、強盗の目的を秘して「こんばんは」と挨拶し、居住者が「おはいりなさい」との返答を得た上で立入りした事件(最高裁判決昭和24年7月22日)において、最高裁は重大な錯誤説に立ったうえで「真意に基づく承諾がない」として、侵入に当たることを認めました。重大な錯誤説は、錯誤と承諾の間に因果関係がある場合は承諾が無効となると考えます。上記事例で考えると、強盗の目的であると居住者が知っていれば、立入りに承諾しなかったであろうといえるので、承諾は無効となると判断したものといえます。

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